Bitcasaが終了/ 無制限クラウドストレージは難しいのか

Bitcasaが終了しました。

年10000円で無制限に使用でき、しかもローカルを圧迫しない夢の様なサービスだったBitcasaがいつのまにか終了しました。

何がすごかった?

格安無制限
年10,000円で無制限に使えた点です。当時色んな考察がされていましたが、自分でハードディスクを増やしてNASにしたりといった自家製クラウドより電気代や故障時のリスクを考えるとお得といった結論が出ていました。
無制限の理由は重複削除の実現で、会社の説明としては、利用者がアップするファイルには少なからず重複があり、同じファイルは一つだけにしてそこにフラグを立てることでみんなそこにたどり着けるようにすると万事解決!みたいなのりでした。

ローカルを圧迫しないクライアントソフト

いくら無制限と言っても、普通に同期してしまうクライアントソフトだと本体にも保存してしまうためPC側が追いつかなくなります。WEBのみで使えば別ですが。
しかしBitcasaのクライアントソフトはきちんとフォルダが表示されるもののその中のファイルに中身はなく、クラウドへのショートカットのような形で、使えるというものでした。
リムーバルディスクに移動する感覚でクラウドにアップ出来たのですごく楽でした。
(最近はドロップボックスがこの機能を実装しようとしているようなので期待です)

いろんな動画を勝手にエンコード


クラウドにアップしたいろんなフォーマットの動画をストリーミングで視聴できたようなので(僕はメジャーなものしか試してません)使い勝手もよかった様子。

と非の打ちどころがなくみえましたがファイルが壊れたりと致命的なバグがあったので安心感はありませんでした。段階的にサービスが変わっていき,無制限は需要がありませんでしたとなった時に引き上げる事に…

なんで終了に?

無制限でやっていくことができなくなったようです。

まずよほどデータをもってる人じゃない限り、無制限クラウド、しかもベンチャーに近いような会社のクラウドサービスに手を出すことはないと思います。 また、僕が調べていた際はアメリカに継いで日本のユーザーが多いとの紹介や、 その日本人が大量の録画データをアップして潰れたなんて話もありました笑 録画なんで最近のものは重複を避けれそうなものですが、レコーダーの種類にもよってユニークだから無理だったとの事です。

つわものどもが夢のあと

SkyDrive改めOneDriveも無制限にしたと思いきや割りとすぐに1TBにしましたし、無制限は難しいのでしょう。(こちらは一人で75TBもデータをアップしたつわものがいたようです)

と諦めていましたところに発表されたAmazonの無制限プランも数年で終了。

写真のアップロードに関してはプライム会員用に無制限で続けるようですが、一番ほしかった無制限が終わってしまったため落胆が大きいです。

無制限でいうとGooglePhotoが標準画質の写真や動画を無制限で提供し始めてからしばらくたちますがやめる気配はありません。

おそらくですがフォルダでの管理ができない分乱用する個人が少ないのか、そういった個人が多くても写真データを分析できるまりっとが大きいのだと思われます。

圧縮や重複削除、あるいは保存容量の大幅なアップデートがあればこういったシステムも持続可能かもしれませんが、そこは機械学習による前者の進化に期待するしかないかもしれません。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする