マイクロソフトはWindows Core OSをベースとしたWindows 10の新しいバージョンを作り、それを新しいカテゴリのモバイルデバイスに採用しようとしているようです。この新しいOSのコードネームがAndromedaとのこと。
この噂に対して、マイクロソフトがモバイル分野に再度参入しようとしていると期待する声が多いものの、このプロジェクトは法人や教育分野、クリエイターといったプロシューマーへの展開が考えられているようです。
この記事の作者の情報によると、このデバイスはARMベースの折り畳み可能なフォームファクタを採用し、操作方法としてはタッチとペンを想定し、ノートとしても使えるようにするとのことです。
先ほどモバイル分野ではないと言ったものの、電話機能は備えており、具体的にはSnapdragon 845, ROM 64/128GBのSKUを用意。ARMベースでWindows Core OSを採用し、一回の充電で1日持つような省電力設計のようです。
このデバイスでマイクロソフトが実現したいのは、紙の延長のような体験で、OneNoteとWindows Inkの統合、複数人での同時操作が可能なホワイトボードアプリケーションの実装、Windowsに期待されるマルチタスキングも実現するとのことです。
最後の機能に関わる可能性もありますが、Continuumという機能で大型ディスプレイに接続した際にデスクトップ環境を再現することも検討されているようです。
これらはARM版のWindowsで似たようなことがすでに起きているので、実現しても全く驚きません。むしろ、機能をどう制限して快適な環境を再現するかが気になります。
おおよそAndroidとの勝負になってきそうですが、例えばSamsungはDexですでにデスクトップ機能を実装しており、Googleも新しいOSを作っているとの噂があります。特に後者の動きが気になります。
リリース時期、価格などは不明
「火のないところに煙は立たない」と言いますが、このデバイスに関する特許がたくさん出ているようです。
以前、Surface Studioが出る前に特許の画像がそれに該当すると言われており、実際にほぼ同じ形のデバイスが出てきたので、こういった画像は参考になると思います。リリースは今年中とのことです。対象ユーザーから考えると、一般の人にとって買いやすい価格で出てくるとは思えませんが、他のメーカーが安く同じようなコンセプトでデバイスを作ってくると思うので、良いデバイスが出てくることに期待です。
Source: Phonearena, Windowscentral