Armベースの Surface Proが出てくる?

QualcommがSnapdragon 8cx でAlways Connectedのデバイス向けに投資していますが、MicrosoftもSurfaceのArm版に取り掛かったとの噂がでています。

本当に発売するのか、発売するとしていつ頃になるのかもわかっていませんが、仮に実現した場合Surfaceシリーズ初の5G対応ということになります。5Gの環境が揃っていない現在ですが、5Gに繋げずLTE接続で仕様したとしても低消費電力、アプリのバックグラウンドでの自動更新、軽くて薄いデザインといった、iPadに負けている部分が挽回できると期待されています。(iPadはApple独自ののArmチップで性能も妥協していないので簡単には横並びにならないと思いますが)

MicrosoftだけだでなくAppleもMacに対し自社カスタムのArm系のCPUに移行しようとしているとの噂もあり、この業界自体がだんだんインテルからARMに流れてきているのではと思います。ハイエンドではAMDと戦い、ローエンドではArmと戦っているインテルはCPUについては相当大変な思いをしているのではないでしょうか。

モバイルに一番位近いSurfaceGoについて、Microsoftは当初ArmベースのCPUを検討していたものの最後にインテルの圧力がありPentiumに決定したとの噂もあります。

情報元のSamsさんいわく、このSurfaceのプロトタイプはSurfaceProのブランドのもとに販売されるようです。Microsoftは今までのSurfaceのラインナップをほぼすべてインテルのCPUで設計していますが、唯一の例外がWindowsRTを搭載した無印Surfaceで、この機種はNvidiaのCPUを使用していました。この無印(Proじゃない)SurfaceはOfficeソフトは備えていたもののその他X86向けのアプリが動作しなかったため市場の反応が悪く早々と終了してしまっています。

新しく取り組んでいるAlways Connected PCでは上記RTでの反省を活かし、エミュレータを使用することによりArmベースのCPUでも今までのソフトをフル活用できる環境を整えています。エミュレータなのでネイティブ環境みたいな快適な動作は期待できませんが、できないのとできるのは大違いなので、意義はあると思います。(この辺はじきにマシンパワーが解決することでしょう)

個人的にはこのAlways Connected PC向けに生産されたデバイスを流用し、ChromeOSやAndroidQ(Desktop機能)をうまく活かすメーカーが出てくると思います。

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