Maxzen ハイブリッド加湿器 SH-MX602 レビュー

ハイブリッド超音波式を購入しました。

Maxzenというジェネリック家電を作っている会社の商品です。

SH-MX602-WH

From Maxzen

■購入した理由
・買ったことがない方式だったから
・高温で加熱するというのがどれほどのものなのか見たかったから
・今電気代高いと言われているのでスチーム式が霞んでしまった
衛生面、加湿力で考えるとスチーム式がいいのですが、電気代がなかなかかかるのと、その良さはもうわかり切っているので、他のを使ってみたくなった次第です。

■中身
中身はこんな感じです。

このエリアは相当熱くなります。ちょっとびっくりしました。ここにカバーをするとここで熱された湯気というか温かいスチームが超音波で振動する部分の上部にでてくるので、そこでミストと合流して温かいミストとしても出てくる仕組みのようです。(ぱっとみの感想です)

■いいところ

ファンが上部にある
超音波で壊れがちなのはファンと、振動部分ですが、その一方が水源から離れたのは故障のリスク減になると思います。


一部ではあるが相当高い温度で加熱している
手を入れられないくらいの温度になってるのでここに入った水は衛生的に感じます。(ただ後述するようにミストになるのはこの熱された水だけではないように思われますので、すべての水がこの熱気にさらされるわけではありません)

加湿力は高い(と思う)
ミストが温かいので放出されてから気化しやすいと思います。

■気になったところ

吹き出し口間近は相当熱い
これは熱気が混ざっているからです。
吹き出し口数ミリのところに暫く手を当てていると低温火傷しそうなくらいの温度です。
出てくる水全てが高温にさらされるわけではなさそう
振動箇所ではタンクからの(加熱されない)水と、加熱された水が混ざっているので、
煮沸に期待するような衛生面は期待できません。
湿度計をちゃんと機能させるには工夫が必要
湿度はここから吸引した空気で計測しているようなので、
水分を部屋の中に拡散させないと周囲の湿度だけあがってそれを吸い込んで誤検知します。


下記はやめた方がいい例ですが例えばこんな感じで空気を拡散させたほうが湿度センサがちゃんと動作する例です。下手すると発火などあり得るモバイルバッテリーを近くに置かないほうがいいのは無論、家電を至近距離に置くのはやめたほうがいいのでご注意ください。


設定湿度を覚えてくれない
例えば55%にしてほしいと設定しても電源を落とすと設定がクリアされてしまいます。
設定を保存するメモリが一切ないのかもしれません。

■結論と注意
気になることはありますが、今まで買ってきた超音波加湿器の中では値段費で加湿性能が一番良さそうだと思いました。

スチームほどの衛生性はないので加湿器病にならないようにケアしないといけないことは変わりません。
(商品の説明にも、あくまで”より衛生的”とあります)
超音波式はちゃんと手入れしていないと壊れやすい印象もありますが、今の電気代高騰とスチーム式の電気代を考えると今年で壊れてももとが取れるかもとおもっています。

また、超音波系の悩みとして、カルキという白い粉が発生してしまう問題があります。
このカルキは他の方式だと加湿器の中に残るのですが、超音波だと中に残ることもあれば外に出てしまうこともあります。このカルキが電子機器に問題をきたすこともありまので、部屋の中に電子機器を置かないほうが良いと思います。
上でモバイルバッテリでミストを拡散させてみたときは下記のように白い粉が沢山つきました。

掃除が面倒な人、手間をかけず長年使いたい・衛生面で妥協できない・加湿量が絶対であるなどこだわりがある人はスチーム式などをおすすめします。

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